ネットワークの問題を調査のために、TCP3ウェイハンドシェークは覚えておく必要があります。
例えば、受信サーバにSYNが届いているのかとか、送信サーバにSYN/ACKが届いているのかで、
どこが悪いのか調査する手がかりになります。
送信元ノード | 送信先ノード | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|
CLOSED | LISTEN | 通信発生前の状態 | |||
SYN-SENT | SYN(確立して) | → | SYN-RECEVED | ||
ESTABLISHED | ← | SYN/ACK | |||
ACK | → | ESTABLISHED |
接続開始ノード | 接続受けノード | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|
ESTABLISHED | ESTABLISHED | ||||
FIN_WAIT_1 | FIN(切断して) | → | CLOSE_WAIT | ハーフクローズ | |
FIN_WAIT_2 | ← | ACK | |||
TIME_WAIT | ← | FIN | LAST_ACK | ||
ACK | → | CLOSE | |||
CLOSE |
TCP3ウェイハンドシェークが成功すれば、RSTパケットは現れません。
RSTパケットがあるということは、正常の通信ではない問題があるということです。
リモートデバイスが応答を返さない場合、リモートデバイスは応答なしと判断してRSTパケットを発行して接続を切断します。
リモートデバイスとの通信は長時間にわたり通信がないデバイスとして判断してRSTパケットを送信し接続を切断します。
キープアライブパケットに対するACKを受信できなかったり、通信不良で通信のシーケンスが合わなくなった場合などネットワークに障害がある時、RSTパケットが送信されます。
RSTパケットが送信された場合にはセッションは破棄されますので、再度セッションの確立をする必要があります。
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