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L3の機能。
宛先IPアドレスへ通信する際に、送り先をどこにするか
入力パケットをルーティングテーブルによりネクストホップへ転送する。
ネクストホップの一覧
スタティック(手動・静的)とダイナミック(自動)がある。
ルーティングテーブルをダイナミック(自動)にした場合の、ルーティングテーブルを作成するためのルータ間の通信規格
---------- [ Router1 ] --------- gi 0/1 gi 0/2 192.168.1.1/24 192.168.2.1/24
Router1のルーティングテーブル
情報源 | ネットワーク | ネクストホップ | 出力インターフェース |
---|---|---|---|
直接接続 | 192.168.1.0/24 | / | gi 0/1 |
直接接続 | 192.168.2.0/24 | / | gi 0/2 |
------ [ Router1 ] --------------- [ Router2 ] 192.168.3.0/24 gi 0/1 gi 0/2 192.168.1.1/24 192.168.2.1/24 192.168.2.2/24
Router1のルーティングテーブル
情報源 | ネットワーク | ネクストホップ | 出力インターフェース |
---|---|---|---|
直接接続 | 192.168.1.0/24 | / | gi 0/1 |
直接接続 | 192.168.2.0/24 | / | gi 0/2 |
スタティック | 192.168.3.0/24 | 192.168.2.2 | gi 0/2 |
ルーティングプロトコル | メトリック (経路の選択基準) | 補足 |
---|---|---|
RIP | ホップ数 | 経由するルータの数 |
OSPF | コスト | コスト値=100 / インターフェイスの帯域値(Mbps) 100Mbpsの場合、100/100 = 1 10Mbpsの場合、100/1 = 10 |
EIGRP | 複合メトリック 帯域幅(bandwidth)、 遅延(delay)、 信頼性(reliability)、 負荷(load)、MTU | 帯域幅などの各値は、show interfaces X で確認可能sh ip route で計算されたメトリックが分かる。[ AD値/メトリック ] 実際は、帯域幅の大きいパスを使用と覚えればよい EIGRP のメトリック = (帯域幅+遅延)×256 |
BGP | アトリビュート |
同一宛先へのルーティングテーブルが複数あった場合、最も信頼度の高い情報だけをルーティングテーブルに学習します。
この信頼性を決定するための管理値をアドミニストレーティブディスタンスといいます。
値は、0~255の範囲で、値が小さいほど信頼性が高くなります。
順位の高いルーティングテーブルが消滅したときにのみ、優先順位が低いルーティングテーブルがでます。
Cisco | Juniper | |
---|---|---|
Connected | 0 | 0 |
Static | 1 | 5 |
GBP外部(異なるASへのルート | 20 | 170 |
EIGRP | 90 | |
OSPF | 110 | 10 |
RIP v2 | 120 | 100 |
OSPF外部(再配布されたOSPF) | 150 | |
EIGRP外部(再配布されたEIGRP) | 170 | |
BGP内部(同一ASへのルート) | 200 | 170 |
ダイナミックルーティングによる経路のバックアップ経路として、スタティックなルーティング経路をあらかじめ設定しておき、回線障害などの発生によりダイナミックルートが消えたとき、ばやく切り替えられるように設定しておくこと。
具体的には、優先度の低いスタティックルートを作成し、より優先度の高いRIPやOSPFのダイナミックなルートで上書きしておく。
すると、通常は優先度の高いダイナミックルートが選択されるが、回線障害などでダイナミックな経路が消えた瞬間に、自動的にスタティックのルートによるルーティングが開始される。
ripがなくなったら、staticルーティングが現れる。
ip routing router rip network 172.16.0.0 # static をripよりも値の大きい150に変更 ip route 172.16.1.0 255.255.255.0 172.16.3.1 130
ゲートウェイ | パケットの届け先のIP |
デフォルトゲートウェイ | ルーティングに当てはまらなかった時の届け先 |
ホップ数 | 通過するルータの数 |
コンバージェンス(収束) | ルート情報がネットワーク上のルータに登録されて通信ができる状態 |
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