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トランシーバーモジュール一覧・比較(SFP, SFP+, QSFP+, GBIC)

トランシーバーモジュール(トランシーバー)の区別

トランシーバーとモジュールの違いなど、調べましたが、どれでもよさそうです。

  • トランシーバーモジュール
  • トランシーバー
  • モジュール

トランシーバーモジュールという表現が多く使われていそうです。


トランシーバーのサイズ

SFP系とQSFP系でモジュールのサイズが違います。

SFP系45×13.7×8.6mmSFP / SFP+ / SFP28 / SFP56 / SFP-DD
QSFP系52.4×18.35×8.5mm (若干横長)QSFP / QSFP+ / QSFP28 / QSFP-DD


トランシーバーモジュール一覧

GBIC (1Gbps対応)

  • 1Gbps対応
  • Gigabit Interface Converter
  • 大きいSCコネクターが使われる
  • SFPの倍の大きさ
  • 最近はほとんど使われない
メタルケーブル
(銅線、copper cable)
Copper 1000Base-T
光ファイバーケーブル Gbit Ethernet 1000Base-LX (Long=シングルモード)
1000Base-SX (Short=マルチモード)

「Gigabit Ethernet」というとツイストペアケーブルを連想しがちですが、光ファイバーケーブルを使います。


SFP(ミニGBIC) (1Gbps対応)

  • 1Gbps対応
  • Small Form-factor Pluggable
  • 「ミニGBIC」とも言われます。
  • 小さいLCコネクターが使われる
ケーブルの種類 Cisco製品番号
メタルケーブル
(銅線、copper cable)
Copper 1000Base-TX GLC-T
光ファイバーケーブル Gigabit Ethernet 1000Base-LX
(Long=シングルモード)
GLC-LH-SM
1000Base-SX
(Short=マルチモード)
GLC-SX-MM
4G/2G/1G Fibre Channel 4GFC

「Gigabit Ethernet」というとツイストペアケーブルを連想しがちですが、光ファイバーケーブルを使います。


SFP+ (10Gbps対応)

  • 10Gbps対応。(10Gbps, 1Gbpsを処理できる)
  • Small Form-Factor Pluggable Plus
  • 一般的なSFP(Small Form-factor Pluggable)と同じサイズ、形状。
  • SFP+対応機器の多くはSFPと両対応になっており、機器や環境に合わせてどちらを利用するか選択できるようになっている。
メタルケーブル
(銅線、copper cable)
使わない
光ファイバーケーブル 10 Gigabit Ethernet 10GE-LR (Long Range:シングル)
10GE-SR(Short Range:マルチ)
8G/4G/2G/1G Fibre Channel 8GFC
16G/8G/4G Fibre Channel 16GFC


SFP28 (25Gbps対応)

  • 25Gbps対応モジュール。25Gbps, 10Gbps, 1Gbpsを処理できる。
  • 10GbEと下位互換性
  • SFP+とピン配列は互換性。
  • 理論的には、SFP+トランシーバーまたはケーブルをSFP28スロットに差し込むことが可能。(機器の仕様で確認)


QSFP+ (40Gbps対応)

  • 40Gbps対応モジュール
  • SFP+(10Gbps) x 4
  • QSFP+は、SFPやSFP+と形状が違います。
メタルケーブル
(銅線、copper cable)
DAC(Direct Attach Cable)として利用。
UTPケーブルはほとんど使われない。
光ファイバーケーブル 4 x 10 Gigabit Ethernet 40G-LR4
40G-LX4

QSFP+ MPOコネクター
QSFP+


SFP56 (50Gbps対応)


SFP-DD (100Gbps対応)

  • DDはDouble Density。倍密度を表す


QSFP28 (100Gbps対応)

  • 100Gbps対応モジュール
  • SFP28(25Gbps x 4)
  • モジュール形状はQSFP+と全く同一


注意事項

SFPの抜き方

レバーを持って、抜く。
ロック機能に注意

トランシーバーによっては、抜けないようにロック機能があります。
覚えておきましょう。
SFPの抜け防止ロック解除機構色々 :: WaveSpilitterジャパン


トランシーバのベンダーロックイン

ネットワーク機器で純正品以外が使えないようにベンダーロックインをかけている機種、ソフトウェアがあります。
機種、ソフトウェアによってベンダーロックインされているかを確認する必要があります。

光トランシーバにはEEPROMが搭載されていて、ここにはベンダー名やシリアルナンバーなどが書き込まれており、ネットワーク機器に光トランシーバが差し込まれると、ネットワーク機器側でEEPROMを読み取り純正品か否かの判別をしております。
EEPROMのどの部分を読んで純正品と判別しているかはメーカー毎で異なります。

光トランシーバのベンダーロックインについて | エイム電子株式会社


QSFP+/QSFP28を使う場合、ブレイクアウト構成を一致させる

QSFP+/QSFP28は4本の独立したインターフェースとみなす「ブレイクアウト」構成ができます。
通常の4 laneで一つとみなす設定と対向で合っていなければなりません。

光は届いているのにリックアップしない :: WaveSpilitterジャパン


FEC(前方誤り訂正)違いによってリンクアップしない

100G(QSFP28)でリックアップしない場合の原因として、FEC(前方誤り訂正)があります。

FECは、両端を揃える必応がある。
FEC機能が一端で有効になっている場合、もう一方の端でも有効にする必要があります。
そろっていないとリンクアップしません。


参考


cable/transceiver.txt · 最終更新: 2021/02/06 15:09 by kurihara

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