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vendor:cisco:catalyst-qos


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Cisco Catalyst SwitchのQoS設定

QoSの処理

分類 パケットにQoSラベルを対応付けて、分類する
マーキング トラフィックのフレーム、パケットのヘッダーに書き込む
ポリシング(帯域制御) 特定条件に適用したトラフィックをどうするか決める
スケジューリング どのような順番でフレームやパケットを送信するかを決める
キューイング バッファー内にあるパケットを優先順位に応じて送信




MQCベースとポートベースのQoS

MQC(Modular QoS CLI)

MQCを利用できる機種

  • シャーシ型Catalystの最近のIOS
  • Catalyst3560や3750より後に出荷されたCatalyst3850等ではMQCベースのQoSのみサポートしています。
  • Catalyst3750もMQCに対応しています。


QoS設定方法

class-mapやpolicy-map等でどのような条件ではどのように動作する等を定義し、
service-policyコマンドでインターフェースに適用します。

各ポリシーマップでいくつかのクラスマップを呼び出し、
各クラスマップに対して帯域幅、バッファサイズ、および優先度を定義することができます。
最後のクラスを「デフォルト」として定義し、
このクラスに特定の帯域幅を割り当て、
このクラスに分類されなかったすべてのトラフィックを割り当てることをお奨めします。

priority コマンドは、トラフィックに対する帯域保証を設定します。
このオプションは、音声やビデオなど遅延の影響を受けるトラフィックに対して有効です。
bandwidth コマンドは、そのトラフィッククラス用に帯域幅を予約し、
queue limit は、そのトラフィッククラスについてキューに保持できる最大パケット数を指定します。
帯域幅をパーセントで指定すると、使用可能な帯域幅はインタフェースの帯域幅に基づいて計算されるか、
interface で設定された「bandwidth」に対するパーセントとして計算されます。

「Day One:IOSエンジニア向けJunos QoS」

QoS Model on a Cisco Catalyst 3850 Series Switch

https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/Denali_16-1/ConfigExamples_Technotes/Config_Examples/Misc/qos/m_qos_monitoring.html



https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/emea/docs/2016/pdf/BRKARC-3438.pdf




ポートベースのQoS設定

ポートベースのQoSを設定できる機種

  • 1世代前のCatalyst2960、3560、3750シリーズ


QoS設定方法

インターフェースに直接どのような動作をするのかを設定します。
mls qos インターフェイス ベースのコマンドを使用

ポートがアクセス ポートまたはレイヤ 3 ポート mls qos trust dscp コマンド
フレームには dot1q タグまたは ISL タグが含まれていないため、mls qos trust cos コマンドを使用できません。
ポートがトランク ポートmls qos trust cos コマンドまたは mls qos trust dscp コマンドのいずれか



QoS model on a Cisco Catalyst 3750 Series Switch

https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/Denali_16-1/ConfigExamples_Technotes/Config_Examples/Misc/qos/m_qos_monitoring.html




クラス分けし、マーキング

「クラス分け」は、優先度を決定します。
「マーキング」は、優先度をパケットに書き込みます。


優先度

CoS Class of Service
レイヤ 2 フレーム ヘッダーの QoS ラベル(3bit)
Trunk接続しているのであればCoS
DSCP Differentiated Services Code Point
IPパケットに優先度を付加するために使用します。
レイヤ 3 IP ヘッダーのQoS ラベル(3bit)
IPP
IP Precedence
IP プレシデンス
レイヤ 3 IP ヘッダーのQoS ラベル(6bit)
DSCPの方が詳細な設定ができるため、DSCPが使っている環境が増えています
DSCP
PHB
(Per Hop Behavior)
DSCP値
(2進数)
(優先度 破棄レベル)
DSCP値
(10進数)
備考
Default 000 000 0 ベストエフォートで転送
CS
( Class Selector )
CS0 000 000 0
CS1 001 000 8
CS2 010 000 16
CS3 011 000 24
CS4 100 000 32
CS5 101 000 40
CS6 110 000 48
CS7 111 000 56
AF
(Assured Forwarding)
AF11 001 010 10
AF12 001 100 12
AF13 001 110 14
AF21 010 010 18
AF22 010 100 20
AF23 010 110 22
AF31 011 010 26
AF32 011 100 28
AF33 011 110 30
AF41 100 010 34
AF42 100 100 36
AF43 100 110 38
EF
(Expedited Forwarding)
101 110 46 最優先処理する音声トラフィックに通常割り当てる。
IP Precedence

DSCPの方が詳細な設定ができるため、DSCPが使っている環境が増えています

Precedence 0 routine
Precedence 1 priority
Precedence 2 immediate
Precedence 3 flash
Precedence 4 flash-override
Precedence 5 critical ユーザが指定できる値で最も優先度
音声などで利用される
Precedence 6 internet ルーティングパケットや、keepalive などのルータの
制御パケット用に予約されている
Precedence 7 network


スケジューリング

2960/3560/3750のスケジューリング

SRR ( Shaped Round Robin ) 方式で、SharedモードとShapedモードがあります。


帯域制御 ( ポリシング )

2960/3560/3750の帯域制御

参考


vendor/cisco/catalyst-qos.txt · 最終更新: 2021/09/14 01:39 by kurihara

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