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Cisco Flex Link(フレックスリンク)で、アクティブ・スタンバイで送信

Flex Link概要

2つのポートのうち一方をアクティブリンクとして、もう一方をバックアップリンクとしたLayer2のペアを作り、
一方のポートが他方のポートのバックアップとして動作させられる技術

通信要件でSTPを無効化する必要のある冗長トポロジーにおいて、STPの代替ソリューションとして使用する技術


+---------------+     Active
|         G 0/1 +---------------->
| SW1           |
|         G 0/2 +---------------->
+---------------+     Standby

Flex Linkの切り替わり時間

Flex Linkの切り替わり時間は、50msほどです。
NICダウンによる切り替わり時間のテストをすると、ほぼ断なしで切り替えができます。

ただし、FlexLinkの設定時には、約25秒間通信ができない状態発生しました。
「switchport backup interface」コマンドを実行した際や「no switchport backup interface」で設定を削除する際にも断が発生します。
shutdownしているポートに対して、「switchport backup interface」コマンドを実行しても、断が発生します。

用語

プリエンプト アクティブがダウンしてスタンバイに切り替わった後、 アクティブルータの回線が復旧した場合に再度アクティブを切り替えること


Flex Linkの設定

Cisco

確認

SW1# show interfaces switchport backup


設定例1

SW1(config) # interface gigabitEthernet 0/1
SW1(config-if) # switchport backup interface gigabitEthernet 0/2

「gigabitEthernet 0/1」をアクティブ、「gigabitEthernet 0/2」をスタンバイとする。


設定例2

SW1(config) # interface gigabitEthernet 0/1
SW1(config-if) # switchport backup interface gigabitEthernet 0/2
SW1(config-if) # switchport backup interface gigabitEthernet 0/2 preemption mode forced
SW1(config-if) # swithcport backup interface gigabitEthernet 0/2 preemption delay 50

  • preemption mode forced ← forcedで、Active側が復旧したら切り替える
  • preemption delay 50 ← プリエンプトを開始するまでに50秒待機


VLANロードバランシング

正常時、アクティブリンクでは「VLAN1~100」、スタンバイリンクでは「VLAN101~200」を転送

SW2(config) # interface gigabitethernet 0/1
SW1(config-if) # switchport backup interface gigabitethernet 0/2 prefer vlan 101-200


MACアドレステーブルの移動更新機能

送信SWが、アクティブリンクからスタンバイリンクに切り替わった際に、
送信SWがMACアドレステーブル移動更新パケットが送信し、
それを受信したSWが即座にMACアドレスを学習し、高速収束を実現する技術

送信側SW

SW1(config)# mac address-table move update transmit

受信側SW

SW1(config)# mac address-table move update receive


参考


device/switch/flex-link.html.txt · 最終更新: 2019/11/03 00:00 by kurihara

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