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参考:金融取引システム・高頻度取引(HFT)に必要なネットワーク


PIM-SM(動的RP)のマルチキャストルーティングで、RPを冗長化する方法




PIM-SM(動的RP)とは

動的RPは、RPを冗長化し、動的に決める方法です。


RP冗長化の方法

方法1:Auto RP

マイナスポイント
MA (Mapping Agent)

RPの情報を集め、MAが最適なRPを決定して、マルチキャストルータ全体にアドバタイズする


方法2:BSR (Bootstrap Router)

マイナスポイント
BSR (Bootstrap Router)

PIM-SMネットワークにおいて、RP候補とマルチキャストグループの一覧、および、各グループのRP一覧を管理・広告するルーター。
PIM-SMネットワークに1台
複数のBSR候補(C-BSR)が存在するときは、BSR優先度値のもっとも大きいルーターがBSRに選出されます。


方法3:Anycst RP


方法4:HSRP Aware PIM




PIM-SM(動的RP) BSRの設定

Ciscoで、BSR設定

ランデブーポイント(RP)の設定

IPマルチキャストルーティングを有効化

test(config)# ip multicast-routing

マルチキャストルーティングを行うすべてのインターフェースで、PIM-SMとIGMP Querier機能を有効

test(config)# interface vlan10,vlan20,vlan30
test(config-if)# ip pim sparse-mode
test(config-if)# ip igmp

ランデブーポイントとして動作するよう設定

test(config)# ip pim rp-candidate vlan10   <- 広告時のアドレスとしては、vlan10のIPアドレス

PIM-SM使用時、ランデブーポイントがダウンしていてもマルチキャストルーティングが行われることがありますが、この状態が続くとCPU 使用率が上昇します。
ランデブーポイントを設定するときはループバックインターフェースのアドレスを使用してダウンしないようにするか、
ランデブーポイントを複数用意して冗長化してください。


ブートストラップルーター(BSR)の設定

IPマルチキャストルーティングを有効化

test(config)# ip multicast-routing

ブートストラップルーターとして動作するよう設定

test(config)# ip pim bsr-candidate vlan10 <- 広告時のアドレスとしては、vlan10のIPアドレス


その他のルーター(非RP)の設定

IPマルチキャストルーティングを有効化

test(config)# ip multicast-routing

マルチキャストルーティングを行うすべてのインターフェースで、PIM-SMとIGMP Querier機能を有効

test(config)# interface vlan10,vlan20,vlan30
test(config-if)# ip pim sparse-mode
test(config-if)# ip igmp











参考




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