分類 | パケットにQoSラベルを対応付けて、分類する |
マーキング | トラフィックのフレーム、パケットのヘッダーに書き込む |
ポリシング(帯域制御) | 特定条件に適用したトラフィックをどうするか決める |
スケジューリング | どのような順番でフレームやパケットを送信するかを決める |
キューイング | バッファー内にあるパケットを優先順位に応じて送信 |
class-mapやpolicy-map等でどのような条件ではどのように動作する等を定義し、
service-policyコマンドでインターフェースに適用します。
各ポリシーマップでいくつかのクラスマップを呼び出し、 各クラスマップに対して帯域幅、バッファサイズ、および優先度を定義することができます。 最後のクラスを「デフォルト」として定義し、 このクラスに特定の帯域幅を割り当て、 このクラスに分類されなかったすべてのトラフィックを割り当てることをお奨めします。 priority コマンドは、トラフィックに対する帯域保証を設定します。 このオプションは、音声やビデオなど遅延の影響を受けるトラフィックに対して有効です。 bandwidth コマンドは、そのトラフィッククラス用に帯域幅を予約し、 queue limit は、そのトラフィッククラスについてキューに保持できる最大パケット数を指定します。 帯域幅をパーセントで指定すると、使用可能な帯域幅はインタフェースの帯域幅に基づいて計算されるか、 interface で設定された「bandwidth」に対するパーセントとして計算されます。
「Day One:IOSエンジニア向けJunos QoS」
QoS Model on a Cisco Catalyst 3850 Series Switch
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/Denali_16-1/ConfigExamples_Technotes/Config_Examples/Misc/qos/m_qos_monitoring.html
https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/emea/docs/2016/pdf/BRKARC-3438.pdf
インターフェースに直接どのような動作をするのかを設定します。
mls qos インターフェイス ベースのコマンドを使用
ポートがアクセス ポートまたはレイヤ 3 ポート | mls qos trust dscp コマンド フレームには dot1q タグまたは ISL タグが含まれていないため、mls qos trust cos コマンドを使用できません。 |
ポートがトランク ポート | mls qos trust cos コマンドまたは mls qos trust dscp コマンドのいずれか |
QoS model on a Cisco Catalyst 3750 Series Switch
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/Denali_16-1/ConfigExamples_Technotes/Config_Examples/Misc/qos/m_qos_monitoring.html
「クラス分け」は、優先度を決定します。
「マーキング」は、優先度をパケットに書き込みます。
CoS | Class of Service レイヤ 2 フレーム ヘッダーの QoS ラベル(3bit) Trunk接続しているのであればCoS |
DSCP | Differentiated Services Code Point IPパケットに優先度を付加するために使用します。 レイヤ 3 IP ヘッダーのQoS ラベル(3bit) |
IPP IP Precedence IP プレシデンス | レイヤ 3 IP ヘッダーのQoS ラベル(6bit) DSCPの方が詳細な設定ができるため、DSCPが使っている環境が増えています |
PHB (Per Hop Behavior) | DSCP値 (2進数) (優先度 破棄レベル) | DSCP値 (10進数) | 備考 | |
---|---|---|---|---|
Default | 000 000 | 0 | ベストエフォートで転送 | |
CS ( Class Selector ) | CS0 | 000 000 | 0 | |
CS1 | 001 000 | 8 | ||
CS2 | 010 000 | 16 | ||
CS3 | 011 000 | 24 | ||
CS4 | 100 000 | 32 | ||
CS5 | 101 000 | 40 | ||
CS6 | 110 000 | 48 | ||
CS7 | 111 000 | 56 | ||
AF (Assured Forwarding) | AF11 | 001 010 | 10 | |
AF12 | 001 100 | 12 | ||
AF13 | 001 110 | 14 | ||
AF21 | 010 010 | 18 | ||
AF22 | 010 100 | 20 | ||
AF23 | 010 110 | 22 | ||
AF31 | 011 010 | 26 | ||
AF32 | 011 100 | 28 | ||
AF33 | 011 110 | 30 | ||
AF41 | 100 010 | 34 | ||
AF42 | 100 100 | 36 | ||
AF43 | 100 110 | 38 | ||
EF (Expedited Forwarding) | 101 110 | 46 | 最優先処理する音声トラフィックに通常割り当てる。 |
DSCPの方が詳細な設定ができるため、DSCPが使っている環境が増えています
Precedence 0 | routine | |
Precedence 1 | priority | |
Precedence 2 | immediate | |
Precedence 3 | flash | |
Precedence 4 | flash-override | |
Precedence 5 | critical | ユーザが指定できる値で最も優先度 音声などで利用される |
Precedence 6 | internet | ルーティングパケットや、keepalive などのルータの 制御パケット用に予約されている |
Precedence 7 | network |
SRR ( Shaped Round Robin ) 方式で、SharedモードとShapedモードがあります。
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