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VRFで、1台のルーターで複数のルーティングテーブルを保持



VRF(Virtual Routing and Forwarding)とは

VRFイメージ図

Cisco VRFイメージ図

VRFでできないこと

1つのVLANで、複数のVRFに所属させることはできないです。


Cisco設定例

VRF設定

VRFの作成

L3(config)# ip vrf DMZ
L3(config-vrf)# rd 1:100

RD(Route Distinguisher)は、ルーター内でVRFを識別するものです。
VRF間通信のために利用します。完全に通信を分ける際は、RDがなくても大丈夫ですが、設定しておくのが一般的です。


VRFのインターフェースへの適用

L3(config)# interface GigabitEthernet 0/0
L3(config-if)# ip vrf forwarding DMZ
L3(config-if)# ip address 192.168.1.254

VLANインターフェースに適用
実際の企業で利用される場合は、圧倒的にこっちの方が多いです。

L3(config)# interface Vlan10
L3(config-if)# ip vrf forwarding DMZ
L3(config-if)# ip address 192.168.1.254


VRFによるスタティックルーティングの設定

L3(config)# ip route vrf DMZ  10.1.0.0 255.255.0.0 192.168.1.1


VRFの確認

ルーティングテーブルの確認

RouterA# show ip route vrf vrf1

インターフェイスを表示

RouterA# show ip vrf interfaces vrf1

疎通確認

RouterA# ping vrf vrf1 192.168.20.254
RouterA# ping vrf vrf1 192.168.20.254  source vlan 10








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