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参考:金融取引システム・高頻度取引(HFT)に必要なネットワーク

GPSなどの時刻同期のためのアンテナ





GPSのアンテナはデータセンター側で立てて、PTPやNTPのサービスを提供している場合もありますが、
自分たちでアンテナを設置することもできます。

自分たちでアンテナを立てることによって、
自分たちのエリアにPTPグランドマスターを置け、同軸ケーブル(the coax cable)の1PPSや10MHzを利用することができます。

必要な部材

GNSSアンテナ

GNSSは、Global Navigation Satellite Systemの略です。

GPSは有名ですが、GPS以外にも各国の衛星があります。

GPS時刻の遅延(18秒)

2021年1月時点で、GPS時刻は、うるう秒がないため、UTC 世界時刻よりも18秒早いです。
次のうるう秒で、19秒早くなります。


アレスタ(避雷器)

サージアレスタは誘導雷が落雷した時に発生するサージ電圧がGPS受信機に加わる事を防止し、機器を落雷から守ります。


https://ss.sc-a.jp/ese/arrester/


アンプ(ブースタ)(GPS信号増幅器)

アンテナからグランドマスターまでの距離が遠いい場合、アンプ(ブースタ)を設置する必要があります。
受信機から同軸ケーブルを経由して電源を供給されます。


https://ss.sc-a.jp/ese/la-21/


スプリッター(GPS信号分配器)

スプリッターを使用すると、信号損失を最小限に抑えて(<4dB)、送信信号を2つの別々のGPSレシーバーに分割できます。


アンテナの設置イメージ

SCAのサイトにわかりやすい設置イメージがあります。
https://ss.sc-a.jp/ese/es-ant/


アンテナ設置手順

フルノのサイトからダウンロードできる資料に、アンテナ設置手順があります。
写真付きでわかりやすいです。
https://www.furuno.com/jp/gnss/datadownload/ フルノ製品情報サイト


参考