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データセンターで使う「電源」の知識(ボルト、アンペア、ワットなど)

電気の単位

項目 単位 読み 説明
電圧 V ボルト 電気を流す力(圧力)
・日本では100Vが基本だが、一部200Vもある
・例えば、エアコンは200Vもある。
電流 A アンペア 電気の流れる量
・家は、30Aか40Aか50Aくらいの契約
・1ラック(PDU)に 20A(2000W=2000VA=100V*20A)の上限が決まっている。
消費電力 W ワット 実際に消費される電気エネルギー(有効電力)
・1Uサーバ1台は、700Wくらいの消費電力
皮相電力 VA ブイエー 見かけ上の電力
電力量 Wh ワットアワー 電気を使った量


ボルト、電圧 (V : voltage)

電流を流すための圧力
電気を流す力
家に来ている電圧は100ボルト
国ごとに利用できる電圧は異なる。

AC 100V 低電圧
日本の標準のACコンセント
AC 200V 高電圧
日本のデータセンターでは大型の機器のみ200Vで利用される。
200Vの交流(AC)には、単相と三相がある。
世界の電圧
北米 120V , 208V
欧州 230V
オーストラリア 240V
三相回路
北米 通常208V, 400Vも一般的
他の国々 400V
オーストラリア 415V

IT機器の最大電圧が240Vのため、400V入力を受け入れ、PDUで、230Vや240Vに変換する。


アンペア、電流 (A : Ampere)

電線の中を流れる電気の量
電気の流れの大きさ
アンペアで一度に使える電化製品が決まる。

電流(A) = 電力(W) ÷ 電圧(v)
  • 1ラック、30Aとか50Aとか決められています。
  • ハイエンドサーバ1台は、3~4A。1ラックに20サーバで、約60Aになります。
  • 一般家庭では、30Aや40Aなどで契約します。
例題

20Aだと、何Wまで利用できる?
20A = X W / 100V
20A * 100V = X W / 100V * 100V
20A * 100V = X W
2,000 VA = X W
20A * 100V = 2,000 W (そして、 2,000 Wだと、エアコン:1200W + PC 200W などが同時に利用できる。)


ワット、消費電力 (W)

実際に消費される電気エネルギー
電気がする仕事の大きさをあらわす単位
電流によって単位時間になされる仕事の量、つまり仕事率

電力(W) = 電圧(V) x 電流(A)
電力(W) = 皮相電力(VA) × 力率


ブイエー、皮相電力 (VA)

皮相電力(VA) = 電圧(v) X  電流(A)

300VA = 100V 30A


ワットアワー、電力量 (Wh)

電気を使った量

電力量(Wh)=電力(W)×使用時間(h)

100Wの電球を1時間使用すれば、消費電力量は100(W)×1(h)=100Wh、
10時間使用すれば、100(W)×10(h)=1,000Wh=1kWh(キロワットアワー)となります。


電気関係の用語

用語 説明
PDU
(Power Distribution Unit)
電源タップ
PSU
(Power Supply Unit)
パワー サプライ ユニット 
電源ユニット
UPS 
(Uninterruptible Power Supply)
無停電電源装置


参考


facility/power.txt · 最終更新: 2019/10/02 00:37 by kurihara

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